自由度が高いイコライザーを、使いこなそう!

ギター
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自由度が高いイコライザーを、使いこなそう!

MICK
ミチヒサ

ギター大好き~ミチヒサだよ!

今日は、イコライザーについて。

(このページは “音楽ギター編:Vol.34” になります)

・イコライザーって、本当に必要なの?
・グラフィックとパラメトリックは、どちらがいいの?

などなど…。

イコライザーは、楽器をやっていなくても、触れたことがあるだろう。視覚的にも、とても分かりやすいからね。

では、エフェクターとしてのイコライザーはどうかな?使いどころがない…という人もいるだろう。

イコライザーを上手く使えば、あなたの武器になるはず!どう使えばいいのか、分からない?でも、大丈夫~私は全力で応援するよ!

ここでは、私があなたの友達!

サウンドハウス

イコライザーの使い方は、あなた次第!

私のイコライザーとの出会いは、一人のギタリストだった。そのギタリストの名前は…。

マイケル・シェンカー!

ギタリストなら、あ~あのサウンドね!と、気が付いてくれるかな(笑)。調べていたら、ワウ・ペダルを半止めするだけ!と分かった

私はワウ・ペダルを使っていたので、それはすぐに作ることが出来たのだが…。

ワウ・ペダルが使えない!

そこで、イコライザーの出番となった。イコライザーを使えば、あのサウンドも作れる。いや、もっと面白いサウンドも作れるのでは?

そんなきっかけで、私のイコライザーの旅が始まった。

イコライザーは、とても奥が深いエフェクターと分かったのは、もっと後になってからなんだけどね(笑)。

イコライザーとは?

イコライザーは、フィルター系に分類されるエフェクター。一言で言えば、特定の周波数レベルを、ブーストorカットして音作りをするエフェクター

身近なところでは、ギター・アンプに付いているイコライザー(ベース・ミドル・トレブル等)。

イコライザーのエフェクターも同じような効果だが、さらに細かく周波数レベルを調節することができる。

ギター・アンプのイコライザーは、全体の調整に使われる。エフェクターのイコライザーは、ギター・トーンを細かく調節するといった感じかな?

直感的で、シンプルだが奥深い。無くてもいい!という人もいるが、使い方次第では手放せないアイテムになるだろう。

イコライザーはギターだけではなく、他楽器やミックス等でも、音質補正のために使われる。

イコライザーの使い方を知っておいて、損は無いはずだ。

周波数の特性を知ろう!

イコライザーは、各周波数をブーストorカットしてサウンド・メイクしていく。闇雲に使っても、好みのサウンドは得られないので、各周波数の特性を知っておこう。

ギター・アンプのイコライザーと同じく、大まかな周波数を覚えておこう。

・ベース:100~200Hz
・ミドル:400~800Hz
・トレブル:1.5~6kHz

イコライザーは、さらに細かく周波数が分かれている。

今度は、周波数帯の特性を覚えていこう。エフェクターの場合は、ロー・ミドル・ハイと表記するよ。

・60~150Hz(ロー):低音の力強さが出る。上げすぎには注意。
・150~800Hz(ローミッド):サウンドの芯となる。スッキリさせたければ、カットしてみよう。
・800~1.5kHz(ミドル):サウンドの核。ギタリストの個性となる。
・1.5~3kHz(ハイミッド):ハリが出てくる。バンドで調整していこう。
・3~6kHz(ハイ):こもっていれば、ブーストしてみよう。
・6kHz~(プレゼンス):エアー感(突き抜け感)。上げすぎには注意。

これらを覚えておけば、目的に合わせて調整できる。

あなたが欲しい周波数帯があるイコライザーを、チョイスしよう!

イコライザーは、2種類ある!

イコライザーには、グラフィック・イコライザーとパラメトリック・イコライザーがある

使い勝手が違うが、効果はどちらも同じなので、気に入った方を使ってみよう。

グラフィック・イコライザー

エフェクターで目にするのは、グラフィック・イコライザーが多いかな?各周波数が視覚的に分かりやすいので、直感的に操作ができる

初心者でも、簡単に使うことができる。

周波数毎に、スライドするツマミがある。上げればブースト、下げればカット。周波数帯は一番左が低音域で、右に向かって順に並んでいる。

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パラメトリック・イコライザー

見るからに扱いにくそうな感じだが、慣れれば自由度が高いので便利だ。グラフィック・イコライザーは周波数が固定されていたが、パラメトリック・イコライザーは、周波数の幅が調整できる

周波数帯の広さと音量を、どのくらい増減させるか?これらを細かく調整することができる。

通るフィルターも少なくなるので、グラフィック・イコライザーに比べて、音質劣化が少ない。

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イコライザーに付いているゲインとヴォリュームの役割については、ゲインは入力信号、ヴォリュームは音量の調節となる。

イコライザーの使い方!

イコライザーを使っても、効果がよく分からない!と言われる。これは、先にも話した周波数帯の特性を覚えていこう。

文字より耳で覚えた方が早いので、まずは…。

極端な設定にしてみる!

イコライザーのツマミを全てフラットにして、一つづつブースト(カット)してみよう。これで、どのくらいサウンドが変化するのかが分かるはずだ。

周波数帯の変化が分かれば、あなたのサウンドに足りないものや、余計なものが何なのか?が分かってくる。イコライザーをON/OFFしながら、調整していこう。

イコライザーの接続順に、決まりはない。歪み系エフェクターの前に繋ぐと、ギターの周波数を調整することになり、後ろに繋ぐと歪み系エフェクターを調整することになる。

他にもイコライザーは、様々な使い方ができる。

・ブースター変わり
・他のギターに変えた時のサウンド調整
・ハウリング対策

因みに、私は10バンドのグラフィック・イコライザーを、歪み系エフェクターの後ろで使っている。

まずは、ギターとギター・アンプで大まかな音作りをする。

次に、エフェクター。最後に、過不足となったものをイコライザーで調整するといった感じだね。

殆どフラットに近いけど、私の弾き方はローが出やすいので、ローはカットしている。ハイミッドをブーストするので、気になるハイとプレゼンスはカット気味だね。

極端なブースト(カット)は、音質劣化の原因になるので注意しよう。

おすすめのイコライザー!

イコライザーに慣れるためには、グラフィック・イコライザーを試すのがいいかな?

周波数帯の自由度を求めるなら、最初からパラメトリック・イコライザーでもいいけどね。

・MXR(エム・エックス・アール)【M108S】:10バンド・グラフィック・イコライザー。ノイズ・リダクション、トゥルーバイパス仕様。

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・MXR(エム・エックス・アール)【M109S】:上記の6バンド・ヴァージョン。ノイズ・リダクション、トゥルーバイパス仕様。

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・BOSS(ボス)【GE‐7】:7バンド・グラフィック・イコライザー。レベル・コントロールは、音質を最優先の独立アンプ方式。

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・BOSS(ボス)【EQ‐200】:10バンド・グラフィック・イコライザーを、2基搭載。低ノイズで、MIDI対応。

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・TECH21(テック21)【Q STRIP】:4バンド・パラメトリック・イコライザー。バッファー内蔵で、ギター&ベースにも使用できる。

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・SOURCE AUDIO(ソース・オーディオ)【EQ2】:10バンド・パラメトリック・イコライザーを、2基搭載。最大128プリセットまで、保存可能。

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・L.R.BAGGS(エル・アール・バッグス)【ALIGN SERIES EQUALIZER】:6バンド・パラメトリック・イコライザー。アコースティック楽器専用。

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ロー・ミドル・ハイのコントロール・タイプや、ブースター・タイプは、敢えて外すことにした。

今回は、あなたが周波数のサウンドを覚えて欲しかったからね!

サウンドハウス

最後に!

ギター・アンプのイコライザーは、シンプルだけど難しい。これは、周波数帯が干渉しているからだ。

私は、ギター・アンプの出音の良さを最優先させるので、極端な設定はしないようにしている

ギター・アンプのセッティングについては、また別の機会に紹介するとして…。

イコライザーを上手く扱うには慣れが必要だが、細かいサウンド・メイクができるようになれば、あなたのサウンドも劇的に変わるはずだ!

レコーディングやミックス編集にも使われるので、イコライザーを学んでおいて損はない。

全てではないが、イコライザーは不要な音をカットする!と覚えておこう

足りない音をブーストするより、不要な音をカットする方が、サウンドがナチュラルになるからね。

こんな万能なエフェクターを、使わない手はない!だからこそ…。

自由度が高いイコライザーを、使いこなそう!

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