歪みサウンドは、ギタリストの永遠の悩み!
ギター大好き~ミチヒサだよ!
今日は、歪み系エフェクターについて。
(このページは “音楽ギター編:Vol.20” になります)
・アンプとエフェクターの歪みは、どちらがいいの?
などなど…。
ジャンルを問わず、エレクトリック・ギターに歪みサウンドは当たり前。他人とは違う、カッコいい音を作りたいよね。
どれを選べばいいか、悩んでるって?でも、大丈夫~私は全力で応援するよ!
ここでは、私があなたの友達!
エフェクターで一番多いのは、歪み系!
店頭でもネットでも、一番種類が多いのが歪み系エフェクターだ。あまりの数の多さに、ビックリするだろう。価格も、ピンキリだしね。
あなたに合ったエフェクターを見つけるのも、ギタリストの腕の見せ所。サウンドがカッコ悪いと、折角のテクニックも半減…。
色々なエフェクターを試して、あなたのメイン・サウンドを作っていこう!
歪みの音の作り方は、二種類!
今のアンプは、ゲインとヴォリューム付きが当たり前だが、昔は1ボリュームしかなかった。ヴォリュームを上げれば、歪んでいくという仕組みだった。
便利なんだけど、ヴォリュームを上げなければ歪まない。要は、小さい音で歪みサウンドが出せない。大音量のクリーン・サウンドが作れないということだ。
これを解決したのが、2ヴォリュームであり、歪み系のエフェクターだ。
歪みサウンドを作るには、アンプか歪み系のエフェクターを使う。どちらが良いのかは、使用環境も関係してくるので、絶対の正解はない。但し…。
アンプの歪みサウンドが基本!
ということは、覚えておこう。
何故なら、歪み系のエフェクターとは、アンプの歪みサウンドを人工的に作ったものだからだ。
歪みの音作りは、アンプ一択でいいのでは?
確かに、そうなるけど…。先にも話したように、使用環境を考えての場合になる。
素晴らしいサウンドを得ることはできるが、アンプで歪ませる場合、デメリットもある。
・2ヴォリュームといっても、ある程度の音量が必要になる。
・チューブ・アンプの場合は、ベスト・サウンドになるまでに時間がかかる。
・スタジオで使う場合、車が必要になる…等。
これらの悩みを解決してくれるのが、歪み系のエフェクターだ。
気に入らなくなったら、即交換できる。複数個用意すれば、全くタイプの違う歪みサウンドを使うことができる。
お互いのメリットとデメリットを理解して、あなたにあった歪みサウンドを作っていこう!
コンパクト?マルチ?
今回は、エフェクターに焦点を当てるので、アンプでの音作りは別の機会に紹介しよう。
歪み系エフェクターにも、二種類ある。コンパクト・エフェクターとマルチ・エフェクターだ。
音楽ギター編:Vol.13でも話したけど、マルチ・エフェクターは色々なエフェクターが入っている。歪み系エフェクターも、数種類入っている機種もある。
コンパクト・エフェクターの音は、基本1種類。
マルチ・エフェクターの方が、お得なのか?それは、正解でもあり不正解でもある。何故なら…。
その音が好きなのか?
マルチ・エフェクターに数種類の音が入っていても、結局使うのは1種類。その音のために、大きなマルチ・エフェクターを持ち歩くのは大変。
もちろん、他のエフェクターも使うというのなら、マルチ・エフェクターでOKだけどね。
歪み系エフェクターに、とことん拘りたい!他のエフェクターも、コンパクトで揃えている!というのであれば、歪み系エフェクターもコンパクト・エフェクターにしよう。
コンパクト・エフェクターを探そう!
歪み系エフェクターは、大きく分けて3種類ある。
・オーバードライブ
・ディストーション
・ファズ
歪みの強さは、オーバードライブ→ディストーション→ファズの順に強くなる。
最近のエフェクターは、これらに当てはまらないものもあるので、結局はあなたの耳で確かめるしかない。
どうやって、エフェクターを見つけていくのか?それは…。
好きなギタリストが使っているエフェクター!
あなたが出したい音に、一番近いはずだ。
しかし、同じエフェクターを使っても、同じ音が出せる訳ではない…。でも、そんなことを考えていたら、エフェクターを手にすることができない。
私がいつも言っているのは、とにかく試してみる!
エフェクターには、特徴や癖があるので、それを知ることが大切だ。
そこで、何が足りないのか?何を求めているのか?基準にするものがないと、次のステップに進めないからね。
エフェクターの選び方についてだが、好きなギタリストが使っているエフェクターは、とんでもなく高価だったりする。もちろん、最初からチャレンジするのもいいだろう。
まずは、歪み系エフェクターを知りたい!というのであれば、定番と呼ばれているエフェクターから始めてみよう。
定番と言っても、プロも普通に使っているものもある。エフェクターは、足で踏み込んでスイッチのオン・オフを行うので、無名の安価なものはやめ方がいい。
気になったエフェクターが見つかったら、メーカーのホーム・ページを見てみよう。サウンド・サンプルが、載っている場合がある。
あとは、YouTubeに試奏動画があるので、そちらを参考にするのもいいだろう。
おすすめ歪み系エフェクター①!
歪み系エフェクターは、世界中で作られていて、毎月のように新商品が出てくる。
私も全て試してはいないので、実際に使用したものの中から、一部紹介していこう。
これを買っておけば間違いないというのが、BOSS(ボス)だ。メイド・イン・ジャパンでありながら、世界中のプロ・アマ問わず愛用されている。
サウンドも良いが、とにかく丈夫!ジャックやスイッチが、壊れたことがない。
スイッチのオン・オフも、エフェクターの半分が踏みしろなので、間違うこともない。最初に選ぶならBOSSで間違いない。
とにかく種類が多いので、例えば同じディストーションでも数種類存在する。シンプルなものから、デジタル等もあるので、あなたの好みを探してみよう。
・SD-1(スーパー・オーバードライブ):歪みは強くないが、サウンドはナチュラル。ブースターとしても使える、万能エフェクターだ。
・BD-2(ブルース・ドライバー):程よい歪みは、ジャンルを問わず使える。SD-1で物足りなければ、こちらがおすすめ。
・DS-1(ディストーション):よく歪むが、音が潰れることはない。輪郭もはっきりしているので、使い勝手は最高だね。
・MT-2(メタル・ゾーン):その名の通り、ドンシャリ・サウンド。ミッド・レンジを調整できるので、音作りは幅広い。
こちらも同じく、老舗のメイド・イン・ジャパンの、IBANEZ(アイバニーズ)。いわゆる、TS系と呼ばれるエフェクターを作った。
今でも、プロ・アマ問わず愛されているエフェクターで、ブースターとして使用されることが多い。
アンプで音作りする人や、歪み系エフェクターを2台使いする人に愛用されている。
今でも、世界中からTS系と呼ばれるエフェクターが、数多くリリースされている。
・TS-9(チューブスクリーマー):歪みは強くないが、ミッド・レンジに特徴があるエフェクター。このサウンドを求めるギタリストは、未だに多い。
・TS-808(チューブスクリーマー):TS-9より、歪みは強い。単体で使うなら、こちらの方が使いやすいかな?
おすすめ歪み系エフェクター②!
まずは、最初に購入するであろう歪み系エフェクターを紹介した。次は、少し癖の強い歪み系エフェクターを紹介しよう。
・Proco【RAT2】(ラット2)
太いサウンドが特徴で、フィルター・コントロールで様々なサウンドを作ることができる。他にも種類があるので、このサウンドが好きなら試してみよう。FATRATは、個人的におすすめ!
・ELECTRO‐HARMONIX【Big Muff Pi Original】(ビッグ・マフ)
ファズの超名機。強い歪みだが、どこか温かく柔らかさがある。とにかくデカいが、ロング・サスティーンは、このアルミ・ボディがあってこそ!
・JIM DUNLOP【JHF1】(ファズ・フェイス)
ジミ・ヘンドリックスなら、この1台。ファズらしい歪みだが、太くて甘いサウンドは使い勝手もいい。円盤型のエフェクターは、インパクトも最高!
・SUHR【Riot Distortion】(ライオット・ディストーション)
一言で言えば、ハイ・ゲイン・オーバードライブ。妙な重たさが無く、スカっとした気持ちの良い歪みに、驚くことだろう。偽物も出回っているので、注意しよう。
・FULLTONE【OBSESIVE COMPULSIVE DRIVE】(OCB)
ナチュラルな歪みで、ヌケが良く、コシがある優等生なエフェクターだ。個性が無いかもしれないが、望み通りの歪みを作ることができる。歪みの、お手本のようなエフェクターだね。
・Empress Eeffects【HEAVY】(ヘヴィ)
1個のエフェクターで、2つのサウンドを作ることができる。ハイ・ゲインだが、多彩な音作りができる。多弦&ダウン・チューニングにも、気持ちよく歪んでくれる。ノイズ・ゲートも搭載されている。
・FRIEDMAN【BE-OD】(オーバー・ドライブ)
オーバー・ドライブというよりは、ハイ・ゲイン・ディストーション・サウンド。裏蓋を外すと、ゲインを調整できるトリマーが付いている。ロー・ノイズなのも、嬉しいね!
・FRIEDMAN【BE-OD DELUXE PEDAL】(オーバー・ドライブ・デラックス・ペダル)
BE-ODペダルと、ロー・ゲイン・ペダルの、2チャンネル仕様。デュアル・ミッドレンジ・コントロールが追加され、サウンドの幅が広がっている。
この他にも、所持していたエフェクターはある。
音の好みは人それぞれなので、最後はあなたの耳で確かめて、理想の歪み系エフェクターを見つけよう。
最後に!
ギターを長く弾いていると、プレイ・スタイルも少しづつ変わっていく。他にも、ギターや弦、ピック等も変わっていくから、求めている音が変わってしまう。
ギタリストは、常に最高の歪みを求めている!
今は、YouTube等でも簡単に聴くことができるので、便利な時代になったね。衝動買いも増えてしまうが(笑)。
そんな時も、コンパクト・エフェクターは便利だね。簡単に、歪み部分だけを取り換えることができる。
最高の歪みだと思っていても、1年もすると “もっと良いエフェクターはないのか?”って、探すのもよくある話し。
私も、未だに旅している最中だよ(笑)。だって…。
歪みサウンドは、ギタリストの永遠の悩み!
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