ワイヤレス・システムを使って、自由を手に入れよう!
ギター大好き~ミチヒサだよ!
今日は、ワイヤレス・システムについて。
(このページは “音楽ギター編:Vol.33” になります)
・種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない!
などなど…。
シールド・ケーブルから、ワイヤレス・システムに替えてみたいけど、取り回し以外にメリットってあるのかな?という話しを聞く。
確かに、シールド・ケーブルやプラグ等に拘りまくっていたのに、ワイヤレス・システムにして大丈夫かな?って私も思っていた。
昔からあるのに、知らないことだらけだよね…。でも、大丈夫~私は全力で応援するよ!
ここでは、私があなたの友達!
ワイヤレスは、一度使うとやめられない!
ギターとアンプを繋ぐには、シールド・ケーブルが必要になる。自宅・スタジオ・ライブ…絶対に必要だが、時に煩わしく思うことがあるだろう。
足元に絡みついたり、ワウ・ペダルの間に挟まったり、ヴォーカリストに踏まれてたり…。こんな煩わしさから解放してくれるのが、ワイヤレス・システムということになる。
最近では、自宅での練習でもワイヤレス・システムを使う人は増えている。広い部屋ならいいけど、シールド・ケーブルが3mもあると邪魔にはなるよね…。
そんな煩わしさがあってもシールド・ケーブルに拘る人もいる。どちらをチョイスするかは、あなた次第になる。
ワイヤレス・システムのポイント!
高価だったワイヤレス・システムも、今は安価でも性能の良いものが増えてきた。でも、どれを使ってもいい!という訳にはいかない。
あなたに合ったワイヤレス・システムを選ばないと、意味がないよ。
ワイヤレス・システムの選び方のポイントと言えば…。
・バッテリー
・最大チャンネル数
・周波数帯(混戦回避)
・通信可能範囲
思いつくだけで、こんなところかな。え?多すぎるって~?
あなたの使用環境によっては、折角のワイヤレス・システムが無意味になるかもしれない。最低限理解をして、ワイヤレス・システムをゲットしよう!
バッテリーは、2種類!
バッテリーは、充電式と乾電池式の二種類がある。スタジオやライブで、どのくらい使うのか?家での練習でも使うのか?あなたの使用環境を考えて、選ぶようにしよう!
充電式は、コスト・パフォーマンスが良い。但し、充電!ということは、常に頭に入れておく必要がある。
送信機と受信機の両方を、充電しておくこと。充電が切れると、音が出なくなってしまうからね。
リハーサルが長くなる場合は、特に注意が必要だ。連続使用時間も考慮して、ワイヤレス・システムを選ぶようにしよう。
乾電池式は、充電の心配がない。予備の電池さえ持っておけば、急な電池切れも大丈夫。常備しておく煩わしさはあるが、今ではコンビニでも売っているからね。
常に乾電池を買わなければならない!という点では、長い目で見るとコスト・パフォーマンスは悪くなる。
どちらを選んでも問題ないので、あなたの性格にあったバッテリーを選ぶようにしよう!
最大チャンネル数を気にしよう!
軽視されがちだが、要は混戦防止!ということだ。同じ周波数帯で、同時に接続できる数が多ければ混戦を防ぐことができる。
使用する楽器の数が、ギリギリのチャンネル数だと回線が使えないことがある。
対バンだと、他のバンドがワイヤレス・システムを使っているかもしれない。チャンネル数に、余裕を持っておこう。
実は、ワイヤレス・システムは、同一製品の共存までしか保証していない。同じメーカーでも、モデルが違えば共存できないということだ。
バンド内で、二人以上がワイヤレス・システムを使うのなら、メンバー全員が同じものを使った方がいい。他にも、ヴォーカルのワイヤレス・マイクやインカム等との確認も必要になってくる。
共存できなければ、どうなるのか?
電波同士が衝突することで、音が途切れたりして正常な動作ができなくなる。
混戦回避のためにも、楽屋等でワイヤレス・システムを使ってはダメだよ。
周波数帯は、2種類!
ワイヤレス・システムで使われている周波数帯は、2.4GHz帯と800MHz帯(B帯)の2種類となる。
これは日本の電波法の規定になっているので、海外で使うと電波法に抵触する可能性もあるので注意しよう。もちろん、海外のワイヤレス・システムを国内で使う場合も同様となる。
2.4GHz
音質が良い上に混線にも強く、安価で購入できるものが多い。最高~となりそうだが、周波数がWi-FiやBluetoothと同じとなっている。
近くでスマートフォンやパソコン等を使っていると、音が途切れたりノイズ等がでることがある。混線回避機能が搭載されたワイヤレス・システムを、選ぶようにしよう。
800MHz帯(B帯)
Wi-FiやBluetoothと周波数が違うので、電波妨害ということはない。更に、障害物にも強いのが魅力だ。
2.4GHz帯に対して、音質が劣ることや、最大チャンネル数が少ないのが欠点。ライブ・ハウス等で使うなら、こちらも混線回避機能が搭載されているものにしよう。
ワイヤレス・システムのトラブルは、混戦とノイズが多い。それらを防ぐためにも、混線回避機能搭載モデルを選んでおけば、安心できるよね!
通信可能範囲を考えよう!
通信可能範囲とは、ワイヤレス・システムの電波が届く距離ということになる。あなたが、ワイヤレス・システムをどこで使うのか?を考えて、選ぶようにしよう。
現在のワイヤレス・システムでは、10~60mくらいの通信可能範囲のものがある。
使う場所を考えてみると…。
自宅&スタジオ:10~20m
ライブ・ハウス:20~30m
大きなステージ:40~60m
通信可能範囲から出てしまうと、もちろん音が途切れてしまう。ある程度は、余裕を持って選ぶようにしよう!
音の劣化と遅延!
音の劣化については、音の変化と言った方がいいかもしれない。しかも、本人にしか分からない変化でしかない。
他のシールド・ケーブルに変えるように、ワイヤレス・システムに変えれば、音が変わるのは当たり前。ワイヤレス・システムにすると、いわゆるワイヤレス・サウンドになる。
昔のワイヤレス・システムは、迫力が無くなったり音がこもったりもした。近年のワイヤレス・システムは、逆にハイファイなサウンドになる。
高価なシールド・ケーブルと比べると、線が細くなったように感じる。これは、デジタル特有のスッキリしたサウンド!と捉えて間違いないだろう。
ワイヤレス・システムによっては、シールド・ケーブルを使った音質を出す機能が搭載されたモデルもある。
レイテンシー(音の遅延)は、必ず起こる。これは、ワイヤレス・システムに限った話しではない。レコーディング機材では、このレイテンシーは付きものだからね。
レイテンシーの単位は、〇〇msで表記されている。
2.5msなら、2.5/1000秒遅れる(0.0025秒)ということになる。レイテンシーは低いに越したことはないが、聴覚上は殆ど分からないはずだ。
おすすめのワイヤレス・システム!
多くのメーカーから、ワイヤレス・システムがリリースされている。あなたに合ったワイヤレス・システムを見つよう!
・Xvive(エックスヴァイブ)【XV‐U2】:カラーが豊富。
・AKG(アーカーゲー)【WMS40】:単三1本で最大30時間の使用。
・Ibanez(アイバニーズ)【WS1】:ケーブル・トーン・モード搭載。
・BOSS(ボス)【WL‐20】:2.3msの超低レイテンシー。
・BOSS(ボス)【WL‐50】:ペダル・ボードへの組込みに最適。
・LINE 6(ライン6)【Relay G10】:最長8時間の使用が可能。
・LINE 6(ライン6)【Relay G10S】:最大同時使用数は:11(マニュアル)、14(オート)。
・SENNHEISER(ゼンハイザー)【XSW‐D】:通信可能範囲は75m。
・SHURE(シュアー)【GLXD16】:全てにバランスのとれたワイヤレス・システム。
同じメーカーのモデルでも、少しづつ拘りが違う。気に入ったメーカーを見つけたら、あなたの拘りと比べて選択していくといいかな。
最後に!
一度ワイヤレス・システムを使うと、その便利さに驚いてしまう。家での練習でも、ケーブル・シールドが邪魔になって、ワイヤレス・システムを使う人も増えている。
ワイヤレス・システムの一番の利点は、電波が届く範囲なら音質は劣化しないことだろう。シールド・ケーブルなら、そういうわけにはいかない。
サウンド作りについては、ワイヤレス・システムの音の変化も踏まえて作れば、問題はない。
レイテンシーの問題は避けられないので、レコーディングの際はシールド・ケーブルを使うなど使い分けたい。
最近は、ワイヤレス・アンプというものもある。自宅で使う練習用アンプだが、受信機が搭載されている。
これは、これから流行るかもね。
シールド・ケーブルが邪魔だ!ステージで暴れたい!そんな、あなたは…。
ワイヤレス・システムを使って、自由を手に入れよう!
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