シールドで、サウンドが良くなることはない!
ギター大好き~ミチヒサだよ!
今日は、シールドの選び方について。
(このページは “音楽ギター編:Vol.18” になります)
・選び方の基準はあるの?
などなど…。
エフェクターやアンプに拘っても、シールドは軽視されがち…。素晴らしい機材を使っても、シールドがダメだと良さは半減してしまう。
最初は、どうやって選んでいいのか悩むよね?でも、大丈夫~私は全力で応援するよ!
ここでは、私があなたの友達!
シールド選びには、とことん拘ろう!
シールド1本変えるだけで、あなたのサウンドは変わる。値段だけではなく、シールドには拘るポイントがたくさんある。
あなたに合ったシールドを、見つけていこう!
シールドの選び方!
音楽ギター編:Vol.12でも話したけど、ギターとアンプ(他にエフェクター)を繋ぐためには、シールドが必要になる。正式名はシールドケーブルなので、シールドとかケーブルと呼ばれている。
シールドを選ぶ時に、拘る点は以下の通り。
・長さ
・耐久性
・プラグ
・サウンド
これらは、質=価格と思って間違いない。良いものは価格が上がるけど、サウンドにも影響してくるので、できるだけ良いシールドを使うようにしよう。
但し、これは私の経験の話しだが…。
あえて、安価なシールドも使う!
え?勿体ないし、最初から高価なシールドを使うよ!というのは、当然な話し。しかし、悪い音を知らなければ、良い音というのは分からない。
・安価なシールドは、何が足りないのか?
・高価なシールドにすると、どのように音が変わるのか?
あなたが経験することによって、これからのシールド選びに参考になるからね。
自宅・スタジオ・ライブハウスと、使用する場所によって選び方は変わってくる。できれば、使用環境に応じて用意するのがベスト。
様々なシールドを使ってみるのも、いいかもね!
使用環境で拘ってみよう!
自宅・スタジオ・ライブハウスと、使用環境でシールドを選んでみよう。
・長さ
自宅:2~3mあれば十分。シールドって、とても邪魔だから長すぎない方がいい。
スタジオ:スタジオの広さにもよるけど、3~5m。
ライブハウス:こちらも、ステージの広さを考慮しよう。5~10m。
・耐久性
一番重視しているので、使用環境はどこであれ、しっかりしたものを選ぼう。
自宅:持ち出したり踏んでしまうことも少ないので、安価なものでも大丈夫。
スタジオ:一番使用度が高いのが、スタジオかな。持ち運びも多いからね。
ライブ・ハウス:長さもあるし、踏んでしまうことも多い。しっかりしたシールドを選ぼう。
・プラグ
ギターとアンプのジャックに差し込む部分を、プラグと呼ぶ。プラグの形状は、ストレート型とL字型の2種類がある。
ジャックの場所によっては、使えなかったり、負荷が掛かって傷みやすくなるので注意しよう。
使用環境で、アンプ等を変える場合は、プラグの形状も考えておかないとね。
・サウンド
タイトルにもあるけど、シールドで音が良くなることはない。シールドによって、得意な音域や特徴がある!というのが正解かな。
要は、良質なシールドは音の減衰が少ない!と、覚えておこう。
スタジオやライブ・ハウスでは、音量が大きくなる。音の癖等が気になるようなら、シールドを変えてみよう。
良質なシールドの見分け方!
価格が上がれば、良いものになるのは当然。良いものを作るためには、高価な部品を使わなければならないからね。
シールドの価格は、例えば3mなら1000~10000円くらいの幅がある。価格差だけではなく、メーカーも多いので迷ってしまう。
自宅で使うのなら、最初は2000円程度のシールドでも十分。耐久性に問題があれば、もう少し高いシールドに変えてみよう。
このような経験を経て、耐久性が分かる。スタジオでは、もっと酷使するから分かりやすいかな?
・断線しやすい
・プラグが脆い
耐久性が低いシールドは、絶対にライブでは使えない!
それが、理想のサウンドを得られたとしてもね。では、耐久性の高いシールドとは?
シールドの周りは、ビニール等で覆われている。この部分を、シースと呼ぶ。シースが硬ければ、耐久性が高いと考えていい。
柔軟性がなくなるので扱いにくくなるし、収納もコンパクトにはならない。それらを差し置いてでも、私は硬いシースを優先する。
これは先にも話したけど、良質なシールドの特徴と言えば…。
音の減衰が少ない!
シールドを通れば、必ず音は減衰する!これを、最小限に留めるのが、良質なシールドと言える。分かりやすく説明(あくまでも一例)すると…。
安価なシールドの場合
・低域:100%→70%
・中域:100%→65%
・高域:100%→70%
良質なシールドの場合
・低域:100%→90%
・中域:100%→90%
・高域:100%→90%
このような、減衰となる。
では、低域が出るシールドと呼ばれるのは、どういうことなのか?と言うと…。
・低域:100%→95%
・中域:100%→85%
・高域:100%→80%
低域が、100%を超えるわけではない。
もともと70%まで減衰した低域が、95%出力されたので、低域が増したように聴こえる!ということだ。
シールドは、音域特性がある。これは、メーカーの色でもあるんだけどね。
あなたが求めている音を、表現してくれるシールドを選ぶようにしよう。
シールドには向きがある!
プラグは同じ形なので、ギターとアンプのジャックは、どちらにでも使える。しかし、シールドには向きがある!
見分け方は、とっても簡単。シースに、メーカー名や型番が印字されている。これが、向きになっている。
例えば “GUITAR” と印字されていれば、Gがギター側で、Rがアンプ側になる。
逆に繋いでも、アンプ等が壊れることはないが、本来の音は得られない。サウンドが、少しこもって聴こえる感じかな?
そういったサウンドを求めていた!というのなら、それもいいかもね。
おすすめのシールド!
私は、今まで多くのシールドを試してきた。過去に使ったことがあるシールドを、紹介しよう。あくまでも一部だけどね…。
国産メーカー:5種類
・CANARE(カナレ)
どこの楽器店にでも売っている、定番のシールド。最初に買ったシールド!という人が多く、価格もお財布に優しい。
プラグは、ストレート型のみ。シースが柔らかいので、取り回しには注意しよう。
・Providence(プロヴィデンス)
音の立ち上がりの良いシールドで、レンジは広いが低音域が特に豊かだ。ベースやエレアコにも、おすすめできる。
耐久性もあるので、スタジオやライブでも威力を発揮するはず。
・Custom Audio Japan(カスタム・オーディオ・ジャパン)
プロ・ギタリストと共に、作り上げられたギター専用シールド。ギター本来の音を、そのまま伝えてくれる素直なシールド。
柔軟性があって、使いやすい。私も、過去に長らく愛用していた。
・Ex‐pro(イーエクスプロ)
エフェクター等も作っているので、信頼性がある。こちらも、ギター本来の音を、そのまま伝えてくれる。
シールド自体が太いので、耐久性もある。ベースにも、おすすめのシールドだ。
・KAMINARI GUITARS(カミナリ・ギターズ)
バランスの良いシールドで、特に中高域は艶のあるサウンドだ。ギター専用シールドとなっており、他にベース・アコースティック・ウクレレ用がある。
楽器に適したシールドは、嬉しいね。
海外メーカー:3種類
・BELDEN(ベルデン)
オーディオ・ケーブルでも有名な、定番のメーカー。中低域がしっかり出るが、高域がこもることはない。
シースが硬いので、耐久性もある。ステップ・アップするには、最適なケーブルだ。
・MONSTER CABLE(モンスター・ケーブル)
音が太く、こもることなく前面に出てくる。元気になる!といった感じだね。ベース・アコースティック等、専用シールドがある。
耐久性も問題ないが、保証制度があるのも嬉しいね。
・PLANET WAVES(プラネット・ウェーヴス)
低~高域まで、バランスの良い音が得られる。ミュート・ボタンが付いているので、ギター交換が多い人には重宝する。
シースは硬めで、耐久性もある。
どのメーカーも、数種類のシリーズがある。上記の説明が、当てはまらない場合もあるので注意しよう。
詳細は、各メーカーやショップのホーム・ページで確認(笑)!
シールドを自作しよう!
各メーカーは、ケーブルとプラグの相性も考えて作っている。ベスト・マッチングなのだが、もしプラグを変えたら…。そんなこと、あんまり考えないかな(汗)。
好きなシールドなのに、プラグが好みではない…。こんな動機から、私の自作シールドが始まった。
メリットとしては、上記でも言った通り、好みのシールドとプラグを選択できる。シールドの長さも自由だし、既製品にはないシールドが手に入る。
デメリットは、特にないけど…。強いて言えば、はんだ付けの技術くらいかな。ここがポイントになるので、自信がなければプロにお任せしよう。
私が使っているシールドは、ベルデンの8428とノイトリックのプラグの組み合わせ。
切り売りのケーブルやプラグも、通販で入手することができる。色々なシールドを使って、あなた好みのシールドを見つけよう。
パッチ・ケーブルについては、こちら👇
最後に!
シールドの重要性については、少しは分かってもらえたかな?ギターとアンプ(エフェクター等)を繋ぐ、命の線!と考えて欲しい。
そして、シールドは消耗品!ということも覚えておこう。
踏んだり、適当に鞄に突っ込んだりしてはダメだよ。高価なシールドでも、傷んでしまうからね。
シールドを繋げば、必ず音は減衰する。
良いシールドは、減衰が少なく個性を強調させている!と、忘れずに覚えておこう。だって…。
シールドで、サウンドが良くなることはない!
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