私の愛用ギター① ~7弦編~
ギター大好き~ミチヒサだよ!
今日は、私の愛用ギター(7弦)について。
(このページは “音楽ギター編:Vol.47” になります)
・どうして、そのギターを選んだの?
などなど…。
18歳でギターを初めて、色々なギターを使ってきた。7弦ギターはメインではないが、私のバンドでは重要な1本。
以前も、多弦ギターについてはブログ記事にしたことがあるけど、今回は7弦ギターを使うようになった理由や、今使っている7弦ギターの話しになるよ。
多弦ギターに興味がない人には、面白くない内容かもしれないけど…。これから使いたいな~という人には、参考になるかな?でも、大丈夫~私は全力で応援するよ!
ここでは、私があなたの友達!
7弦ギターとの出会い!
初めて7弦ギターを触ったのは、楽器店で働いていた時だった。アイバニーズ:UV7という、現行はUV70Pと呼ばれているギターだった。
黒のボディに、緑のピック・アップやコントローラーが、いかにもスティーヴ・ヴァイらしいモデル。
このモデル以外にも、様々な7弦ギターがあったが、当時は言うほど売れていた記憶はない。使っている人も、殆ど見かけなかったね。
私が7弦ギターを買ったのは、幾つかの理由があった。
・インストゥルメンタル・バンドを結成した。
・ヘヴィなサウンドを出したかった。
・周りで使っている人がいなかった。
殆ど興味本位というのが、一番の理由かも…。実際、オーナーにならないと、良し悪しは分からないからね。
最初の7弦ギター!
私の愛用の6弦ギターはアイバニーズだったので、グリップの感覚も近い方がいい!ということで、アイバニーズ:RG7‐620を購入。
最初はオリジナルのまま使っていたが、サウンドが今一つ気に入らない。最初の7弦ギターだから、色々とカスタマイズすることにした。
基本スペックは…。
バスウッド・ボディ
メイプル・ネック24フレット
ローズ・ウッド指板
Lo-Pro Edgeトレモロ
ディマジオRG‐7ピック・アップ
当時は、フェンダー・ストラトキャスターのサウンドが根底にあったので、大幅なカスタマイズをすることになった。
RG7‐620は、ピック・アップがボディ直付けだったので、まずはココから。エスカッションに変更も考えたが、ピック・ガードを取り付けることにした。
オリジナルのピック・アップでは物足りなかったので、ディマジオ:DP704へ変更。Low‐Bも出るようになり、ハイ・トーンも綺麗に気持ちよくなった。
ヴォリューム&トーン・ポットは、私の定番でもあるソニック:FV‐12へ交換。フル・アップ時に、回路が完全にバイパスになる。
これらに合わせて、内部配線も総交換。元のギターとは、全く違った理想なサウンドに仕上がった。
7弦ギターで、周辺も変化!
7弦ギターを使うようになって、気が付いたことがあった。それまでの6弦ギターのセッティングでは、Low‐B弦のサウンドが出ない!ということだった。
もちろん音が出ない訳ではないが、7弦のみハッキリしない。前に出てこない!と言えば、分かってもらえるかな?
ギター本体はカスタマイズしたので、次に見直すのはエフェクターやアンプ等となった。6弦ギターをメインにしていたので、7弦ギターのサウンドが納得いかなくても仕方ないよね…。
ヴィンテージ・エフェクターは、まず一掃した。当時の最新エフェクターは、7弦ギターでもエフェクターがよく効く!といった、ふれ込みもあった。
低音域にも対応するように、エフェクターも進化している。これを使わない手はないだろう!ということで、エフェクターは一新した。
ケーブルも、低音域を失わないようなものに見直した。おかげで、6弦ギターのサウンドも向上したのはラッキーだったけどね。
アンプは、ラック・システムを組んでいたが、フル・チューブの大型アンプに変更。スピーカーも、エレクトロ・ヴォイスに変えて、納得いくサウンドを得ることができた。
7弦ギターの苦労は、次へ受け継がれる!
RG7‐620の決め手は、ロック式アームの存在もあった。7弦ギターで、ロック式アームは少なかったからね。
ロック式アームといってもLow‐B弦は太いから、チューニングとブリッジのセッティングには苦労した。
Low‐B弦が安定しないと、すぐにチューニングが狂ってしまう。6弦ギターの数倍の労力が掛かったのには、ほんと嫌になった(笑)。
Low‐B弦は太いので、1弦とのギャップは大きい。ブリッジの角度が、6弦より急になるので、慣れも必要だった。
この時、ピック・アップをピック・ガード付きにしていたのは正解だった。ピック・アップ本体の角度を、簡単に動かすことができたからね。
これらのセッティングが決まったら、それまでの苦労は飛んでいった。やっと、プレイに集中できる…と思った矢先に、また事件が!
ピックの消耗が早い!
それまで使っていたピックは愛称が悪いのか、予想はしていたけど…予想以上の消耗だった。長年愛用していたピックを見直すことになるのは、予想外だったけどね(笑)。
弦が1本増えるだけで、こんなに変わるとはね…。これが正直な感想。
久しぶりに、ギターを始めた頃の気持ちに戻してくれた(笑)。これから数々の7弦ギターを手にするが、この時の経験が生きることになったのは言うまでもない。
最新の7弦ギターは、意外な出会い①!
ギターは、基本ボルト・オンが好き。過去に一度だけ、6弦ギターでセット・ネック仕様を使ったことがあった。
ギブソンのSGモデルだったが、ハイ・ポジションの弾きやすさと、マホガニー材のサウンドが好きだった。
これをメイン・ギターにしたかったのだが、24フレットでは無かったことと、アームを使いたかったので諦めた。あとは、似合わなかったのもある(←ここ大事!)。
7弦ギターはネック幅が広くなり、ハイ・ポジションは弾きづらい。次に買う7弦ギターは、セット・ネックかスルー・ネックにしよう!と決めた。
第一候補は、ジャパン・メイドのキャパリソン:TAT‐スペシャル。一度だけ。6弦ギターのTAT‐スペシャルを弾いたことがあったが、好印象だった。
フレイム・メイプル・トップに、マホガニー・ウィング・バック。2ハム仕様のハムバッカー・ピック・アップ、エボニー指板、スルー・ネック。文句の付けようがない!
期待を胸に、早速ご贔屓の楽器店へ。
私:TAT‐スペシャルの7弦ギターを、試弾したいのですが。
店員:最近、7弦ギターが入庫しないんですよ。
私:やはり、コロナ禍の影響ですか?
店員:多分…、メーカーに在庫確認してみます。
そこで、メーカーから衝撃な事実が!
楽器店に行ったのは、2022年8月だったが、キャパリソンは2023年に一新するので、現行モデルは生産しないとのことだった。
肩を落とす私に、神は見捨てなかった。
最新の7弦ギターは、意外な出会い②!
キャパリソン一択で考えていたので、その他のギターは考えていなかった。帰って一から調べるか…と思ったが、店員さんが1本のギターを見せてくれた。
店員:ミュージック・マンは、どうですか?
私:マジェスティですね。
店員:入庫したてなんですよ。
私:めちゃくちゃタイミングよかったとか?
店員:このカラーリングは、日本では希少なんです。
私:確かに、見たことないですね。
店員:試奏してみますか?
以前から、この奇抜な形のギターは気になっていた。所謂、ジョン・ペトルーシ・モデル。まず、持った感想は…。
めちゃくちゃ軽い!
私が持っている、どのギターよりも軽い。今まではライブの後半に、6弦ギターから7弦ギターに持ち変えると、マジ重い!となっていたけどね。
スルー・ネックで、ギブソンSGのように最終フレットがボディのギリギリにあるため、ハイ・ポジションも弾きやすい。
マホガニー・ボディのウォームさと、パワフルなディマジオ・ピック・アップの組み合わせも素晴らしい。
エボニー指板は、絶対条件だったので、これも合致。ステンレス・フレットも、今の時代にはマッチしているね。
ロック式アームではないので、チューニングの狂いが気になったが、ペグがシャーラーのロック式だったので一安心。アーム・アップができるのも、良かったね。
3分ほど試演して、即決。私の最新7弦ギターとなった。
スペック紹介!
ミュージック・マンのマジェスティは、幾つかのウッド・マテリアルがある。私のマジェスティを、紹介しよう。
モデル名:Enchated Forest
ボディ:マホガニー&フレイム・メイプル・トップ
ネック:マホガニー・スルー・ネック(ロング・スケール)
指板:エボニー(430mm)
フレット:24&ステンレス・フレット
ペグ:シャーラー(M6‐IND)
ピック・アップ:ディマジオ(レインメーカー&ドリームキャッチャー)
マホガニー材を、ふんだんに使っているため、とても暖かみがありミッド・レンジに特徴がある。軽さのポイントでもあるね。
エボニー指板とステンレス・フレットの相性は抜群で、私の大好きなサウンドの一つでもある。これがマホガニー材と合わさることで、バランスが良くなっている。
シャーラーのペグはドイツ製で、ロック・トップ仕様。アーミングをしても、チューニングの狂いが少ないのは流石だね。
因みに、M6‐INDはミュージック・マン専用のペグのため、市販はされていない。
ピック・アップは、ドリームキャッチャーは低中域、レインメーカーは中高域に特徴がある。この手のウォーミーなサウンドが好きなら、おすすめだね。
フロント&ブリッジ共に出力は高めだが、お互いのバランスをとってあるので、セットで使う方がいいだろう。
ピエゾ・ピック・アップには、ちょっと驚いた。
おまけ程度に考えていたが、予想以上のサウンドだ。サウンド・メイクの必要はあるが、十分な戦力になる。
ヴォリュームとトーンは、ブスター機能が搭載。1プッシュで行えるので、プレイ中も問題なく使うことができる。
ピック・アップの切り替えは、タイム・ラグのない、デジタル・スイッチングとなっている。
特筆すべきは、コントロール部の配列。流れるように並べられているので、どの切り替えもスムーズに行える。
最初見たときは、変わった形だな~と思っていたが…。毎日見ていると、めちゃくちゃカッコよく見えるようになった(笑)。
最後に!
私が7弦ギターに出会い、最新の愛用7弦ギターの話しをしてきた。
最初は6弦ギター+1という感じだったが、使っていくうちに7弦ギターの魅力と難しさが見えてきた。
7弦ギターといっても、増える音数は5音のみ。この5音を、どう生かすのか?6弦等と同じ音程の7弦のサウンドを、どう使うのか?
頭で理解していても、使ってみないと分からないことは多々あった。使えば使うほど、その面白さに気付かされたけどね。
この7弦ギターは素晴らしいが、メイン・ギターになることはない。6弦ギターで事足りる曲は、6弦ギターを使う。
7弦ギター用のギター・シンセサイザーがあれば、メイン・ギターになるかもしれないが、これはちょっと無理だからね。
但し、7弦ギターでしか出せない世界観がある。これは、これからも大事にしていきたい!
私の愛用ギター① ~7弦編~
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