ロック(バンド)漫画は、演奏シーンがカギ!

ロック
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ロック(バンド)漫画は、演奏シーンがカギ!

MICK
ミチヒサ

ギター大好き~ミチヒサだよ!

今日は、ロック(バンド)の漫画について。

(このページは “音楽ロック編:Vol.6” になります)

・音楽漫画って、面白いの?
・ロックに特化した漫画はあるの?

などなど…。

音楽は聴くものであって、漫画は邪道だ!と言われたことがある。果たして、そうなのだろうか?

確かに、音を楽しむのが音楽。でも、私はミュージシャンの自伝を読んで、感銘を受けたことがある。この人の考えから、どんな音楽が生まれるのだろう?

漫画は、音を想像するしかない。どんな声で、歌っているのだろうか?どんなサウンドを、出しているのだろうか?

私が大好きな、音楽漫画を紹介していくよ!心配はないよ、だって…。

ここでは、私があなたの友達!

サウンドハウス

音楽漫画は、様々な角度から描かれている!

あなたも幾つかの音楽漫画を、読んだことがあるだろう。それは、どんな内容だったかな?

求めるものが違うと、音楽漫画はつまらない!となってしまう。あなたに合った作品を、見つけよう。

実は、音楽漫画は色々な作品がある。例を挙げると…。

・容姿も良く、才能に溢れたキャラクターが成功する。
・バンドを通じて成長していく、青春ストーリー。
・ハンデを負った主人公が、音楽に生きる道を見つける。
・架空の国を舞台にした、ロマンチックなもの。
・特定のジャンル(楽器)に絞って、描かれたもの。
・間近に迫った死から、音楽に人生をかける。

音楽漫画は少女漫画に多いが、近年は男性も楽しめる漫画もある。映画化されているものも、たくさんあるからね!

音楽漫画の歴史は、意外に古い!

最初の音楽漫画は、ちばてつやの「ママのバイオリン」(1958年:少女クラブ)と言われている。ヴァイオリンを弾く少女を主人公にした漫画だ。

初の雑誌連載となったが、当時の少女に大人気で、読者アンケートは連載終了まで1位だった。やはり、いつの時代も音楽漫画は人気が高いというのが分かる

これ以降、多種多様の音楽漫画が生まれることのなる。

しかし、楽器のことや演奏方法を知らずに描かれていることも多く、人気取りで描いていると言われることもあった。

初のロック漫画は、批判も多かった!

1960年代には、多くの音楽漫画が登場する。初めてのロック漫画と言えば…

水野英子の「ファイアー!」(1969年:週刊セブンティーン)

この作品は、色々な意味で後の漫画の世界を変えることになる。

アメリカを舞台にしたこともあり、時代はベトナム戦争真っ只中。カウンターカルチャーといった時代背景を取り込むことで、大きな話題となった

ロック・シンガーを目指すストーリーだが、性別を超えた心の繋がり等、当時のアメリカの世相を反映させている。

あまりにも画期的な内容だったことで、少女漫画ではあったが、男性ファンも多かった。一方、作品内容が内容だけに反対意見も多く、脅迫めいた手紙が届くことがあったようだ。

ソウル・コミックと呼ばれた本作は、少女漫画をローティーンからハイティーン向けに変えた歴史的作品!というのも付け加えておこう。

1970年代に、音楽漫画は確立される!

1960年代に、新たなジャンルを作り出した音楽漫画。1970年代に入ると、多くの音楽漫画が登場する。

・「変奏曲シリーズ」竹宮恵子・増山のりえ(1974年:花とゆめ等)

・「オルフェウスの窓」池田理代子(1975年:週刊マーガレット)

・「虹のプレリュード」手塚治虫(1975年:週刊少女コミック)

・「風と木の詩」竹宮恵子(1976年:週刊少女コミック)

題材は、クラッシクやピアノを取り上げたものが中心だった。しかし、音楽漫画が確立されたのには、幾つかの原因がある。それは…。

致命的とも言われていた、不自然さが改善!

楽器の大きさや、演奏時のミュージシャンの姿勢といったものが、リアルになったこと。これは楽器に限ったことではないが、やはりミュージシャンにとっては気になるところだろう。

更に、専門用語等の音楽知識が使われるようになったこと。漫画と言っても、あまりにも安っぽい知識や言葉では、他の漫画との差別がなくなってしまう。

音楽漫画は、外国人を描いたものが目立つ。まあ、何となく分かるけどね(笑)。

1979年には、日本人で描いたロック・バンド漫画が登場する。森脇真末味の「緑茶夢」(プチコミック)だ。

このように、1970年代に音楽漫画は確立され、1980年代には色々な音楽漫画が生まれることになる!

音楽漫画を読んで、楽器を始める若者も出てきた!

1980年代に入ると、架空の舞台から日本を舞台にした作品が増えてくる。日本人を主人公にすることで、親近感が湧くので漫画に集中できるようになる

更に、等身大のキャラクターは、ミュージシャンを目指すきっかけにもなった。同時に、バンド漫画も多く登場することになる。

・「気分はグルービー」佐藤宏之(1981年:週刊少年チャンピオン)

・「ダイヤモンド・パラダイス」槇村さとる(1984年:別冊マーガレット)

・「TOーY」上條淳士(1985年:週刊少年サンデー)

・「3-THREE-」惣領冬実(1988年:週刊少女コミック)

・「快感・フレーズ」新條まゆ(1997年:少女コミック)

・「JOKER」野村あきこ(1997年:なかよし)

・「BECK」ハロルド作石(1999年:月刊少年マガジン)

・「NANA」矢沢あい(1999年:Cookie)

漫画だけに留まらず、アニメや実写映画に発展したりと、音楽漫画は社会現象になることも多かった

音楽漫画は、新たな領域へと入っていく!

2000年代以降は、音楽漫画が日本中を巻き込んで一大ムーブメントとなることも珍しくなくなった。同時に、個性を求められる時代になった

これまで以上に、多くの音楽漫画が登場する。本格的なロック、バンド、ギャグ満載等…。ロック(バンド)漫画を、一部紹介していこう!

・「デトロイト・メタル・シティ」若杉公徳(2005年:ヤングアニマル)

・「けいおん!」かきふらい(2007年:まんがタイムきらら)

・「ウッドストック」浅田有皆(2008年:週刊・月刊コミックバンチ)

・「ハレルヤオーバードライブ!」高田康太郎(2009年:ゲッサン)

・「日々ロック」榎屋克優(2010年:週刊ヤングジャンプ)

・「Eから弾きな。」佐々木拓丸(2012年:イブニング)

・「SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん」長田悠幸・町田一八(2013年:月刊ビッグガンガン)

・「覆面系ノイズ」福山リョウコ(2013年:花とゆめ)

・「BanG_Dream!星の鼓動」ナカムラコウ・ひと和・石田彩(2015年:月刊ブシロード)

この他にも様々な音楽漫画があるので、あなたの好みに合った漫画を見つけて欲しい。

因みに「ウッドストック」には、私が本名で登場(11巻&15巻)しているよ!

バンド・メンバーが、ラジオにゲスト出演するシーンで、私がラジオ・パーソナリティとして描かれている。

あと、13巻ではギタリストとしても紹介されているので、是非見てね!

音が伝わってくるか?が、音楽漫画のカギ!

音楽漫画は、キャラクターへの憧れ!からスタートした。時代と共に、音楽知識やプレイ・スタイルを求められ、更に身近な存在といった形に変わっていった。

しかし、始まった当時から変わらないものがある。それは…。

音の表現!

当たり前のことだが、漫画は音が出ない。音の響きを、どう表現するのか?何気なく読んでいる漫画だが、作者は大変だろうな~。

クラッシクとロック、ハード・サウンドとバラードでも、その表現方法は全く違ってくる。漫画家も、音楽や楽器を知らないと、ミュージシャンの心までは表現できないだろう

特に、ロックはバンドでサウンドが違うから、その違いを描いてくれないと伝わってこない。

ここが、難しいところでもあり、面白いところなんだけどね!

最後に!

音楽に限らず、野球・サッカー・ボクシング等といったスポーツも、漫画に影響を受けて始めた!というプロもいる

テレビ・ドラマや映画の影響力も大きいが、今では漫画が題材になった作品も多いからね。それだけ、漫画の原案は面白いということだ。

ロック漫画だと、ロックを知っている人だけが笑える!という、マニアックな話しが盛り込まれていたりする。こういった部分があると、作者のロック愛を感じることができる。

そして、やっぱり音楽漫画に求めるのは、リアルなスタイルと音が伝わってくるか?なんだよね。大事なのは…。

ロック(バンド)漫画は、演奏シーンがカギ!

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