1970年代の、ロック・アルバム(Vol.2)!
ギター大好き~ミチヒサだよ!
今日は、1970年代のロック・アルバム(その2)について。
(このページは “音楽ロック編:Vol.13” になります)
・幅広いロックで、教えて欲しい!
などなど…。
1970年代のロックについては、音楽ロック編:Vol.8から2回に渡って話しをしてきた。
ロックは巨大ビジネスとなり、100万枚以上をセールスするアルバムが現れる。ロック・ミュージシャンの地位も、上がっていった。
社会や政治にも、大きな力を持つようになった1970年代。新しい形のロックが登場した歴史的なアルバムを、紹介していこう!
私の独断と偏見もあるけど…(苦笑)。でも心配はないよ、だって…。
ここでは、私があなたの友達!
1970年代にリリースされたアルバム!
1970年代のロックは、個性があり多様化されていった。多くのファンを獲得していった、そんな時代にもなったね。
今回もXと連動しているので、紹介するのは1アーティスト1アルバムの64枚。
今回は、Vol.1で紹介できなかったアーティストやアルバムになるよ!
ロック・アルバム64選!
Genesis『フォックストロット』(1972年):23分を超える組曲「サパーズ・レディ」を始め、名曲揃いの4thアルバム。全英12位。
AC/DC『地獄のハイウェイ』(1979年):初代ヴォーカリストのボン・スコットが急死し、遺作となったアルバム。全米17位。
Sebastian Hardie『ウィンドチェイス』(1976年):叙情派系メロディック・シンフォニック・ロックの傑作。20分超えの「ウィンドチェイス」は必聴もの。
Cluster『クラスターⅡ』(1972年):ジャーマン・エレクトロニクスのパイオニアにして、後のアンビエント・ミュージックに多大な影響を与えたアルバム。
Jeff Beck『ワイアード』(1976年):「レッド・ブーツ」、「カム・ダンシング」等を含む、オール・インストゥルメンタル・アルバム。全米16位。
Aphrodite’s Child『666』(1972年):ギリシャのプログレッシヴ・ロック・バンド。新約聖書・ヨハネ黙示録を題材にした3rdアルバム。
Bachman Turner Overdrive『ノット・フラジャイル』(1974年):「恋のめまい」、「ハイウェイをぶっとばせ」の大ヒット曲を含む3rdアルバム。全米1位。
The Police『アウトランドス・ダムール』(1978年):「ロクサーヌ」、「キャント・スタンド・ルージング・ユー」等を含む、デビュー・アルバム。全英7位。
Ash Ra Tempel『ファースト』(1971年):20分を超える大曲2曲で構成された、デビュー・アルバム。以降のドイツのバンドに、影響を与えた。
Samson『サヴァイヴァーズ』(1979年):ブルース・ディッキンソンが在籍していたブリティッシュ・ロック・バンドの、デビュー・アルバム。
Barclay James Harvest『Ⅻ』(1978年):スチュアート・ウーリー・ウォルステンホルムの最後の参加となった、英国の叙情派バンドの12thアルバム。
Eric Clapton『スローハンド』(1977年):「レイ・ダウン・サリー」、「ワンダフル・トゥナイト」等を含む、彼の代表作。全米2位。
Atomic Rooster『アトミック・ルースター・ファースト・アルバム』(1970年):ヴィンセント・クレインを中心に結成された、トリオ・キーボード・ロック・バンド。カール・パーマー在籍。
The Alan Parsons Project『ピラミッド』(1978年):アラン・パーソンズと、エリック・ウルフソンによるプロジェクト・バンドの、3rdアルバム。
Strawbs『骨董品』(1970年):クイーン・エリザベス・ホールでのライブ。リック・ウェイクマンが加入した、3rdアルバム。
Area『自由への叫び』(1973年):デメトリオ・ストラトスの圧倒的な歌唱力をメインとした、イタリアを代表するロック・バンドのデビュー・アルバム。
Camel『スノー・グース』(1975年):ポール・ギャリコの短編小説「スノーグース」を基に作られた、オール・インストゥルメンタルの3rdアルバム。
Boz Scaggs『シルク・ディグリーズ』(1976年):シングル「ロウダウン」は、グラミー賞で楽曲賞を受賞。トト結成の、きっかけになったアルバム。全米2位。
Fleetwood Mac『噂』(1977年):グラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞した、13thアルバム。全米1位、全英1位。
Pavlov’s Dog『禁じられた掟』(1975年):新人グループとしては、破格の65万ドルで契約を交わした。デヴィッド・サーカンプの個性的なヴォーカルは必聴。
The Kinks『この世はすべてショー・ビジネス』(1972年):ロック・バンドの生活をテーマにした作品。初の2枚組となった、12thアルバム。
Tangerine Dream『ツァイト』(1972年):4曲74分を超える内容で、リスナーを宇宙空間へ導いていくダーク・アンビエント。3rdアルバム。
Iggy & The Stooges『ファン・ハウス』(1970年):様々な音楽要素がごった煮になった、時代を先取りした最初期のオルタナティブ・ロック・アルバム。
Curved Air『セカンド・アルバム』(1972年):「バック・ストリート・ラヴ」、「ヤング・マザー」、「ジャンボ」等を含む、歌姫ソーニャ・クリスティーナの優麗な歌声が素晴らしい。全英11位。
Brand X『モロッカン・ロール』(1977年):フィル・コリンズが参加していた、テクニカルでバラエティ豊かなクロスオーヴァー・フュージョン・バンドの2ndアルバム。
Gilgamesh『ギルガメッシュ』(1975年):アラン・ゴーウェン率いる、カンタベリー系のジャズ・ロック・バンドのデビュー・アルバム。
Faust『IV(廃墟と青空)』(1973年):ノイズやエフェクトを大胆に導入した、サイケデリック・ロック。クラウト・ロック・バンドの4thアルバム。
Saxon『サクソン』(1979年):ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル・ムーヴメントを牽引してきた、彼らのデビュー・アルバム。
New Trolls『コンチェルト・グロッソ・パートⅠ』(1971年):オーケストラとの共演による、バロック調クラシカル・ロックの歴史的名盤。
Aksak Maboul『偏頭痛のための11のダンス療法』(1977年):マーク・オランデル率いる、ベルギーのチェンバー・ロック・バンドのデビュー・アルバム。
Rod Stewart『アトランティック・クロッシング』(1975年):名曲が揃った、ワーナー・ブラザース移籍第1弾の6thアルバム。全英1位、全米9位。
Chase『追跡』(1971年):9人編成による、ブラス・ロック・バンド。「黒い炎」、「炎の流れ」等を含む、デビュー・アルバム。
Emerson, Lake And Palmer『タルカス』(1971年):20分を超える壮大な組曲「タルカス」を含む、2ndアルバム。全英1位、全米9位。
New York Dolls『ニューヨーク・ドールズ』(1973年):オーソドックスなロックン・ロールがベースだが、パンクの原型を作り上げたデビュー・アルバム。
Slapp Happy『ソート・オヴ』(1972年):ファウストのメンバーがレコーディングに参加した、彼らのデビュー・アルバム。
Styx『コーナーストーン』(1979年):シングル「ベイブ」が全米1位を獲得し、コーポレート・ロックと呼ばれた9thアルバム。全米2位。
Captain Beefheart『リック・マイ・デカルズ・オフ、ベイビー』(1970年):パーカッションを取り入れ、ヴァン・ヴリートが自身の最高作と呼ぶ4thアルバム。
Henry Cow『不安』(1974年):フリーキーなジャズ・ロック、現代音楽的な難解さを際立たせた、アバンギャルド系の代表作。
Kraftwerk『アウトバーン』(1974年):電子音楽を浸透させたと言われる、音楽史上に於いての貴重なアルバム。「アウトバーン」は、22分を超えるが(笑)。
Procol Harum『グランド・ホテル』(1973年):「ラム・テール」、「フォー・リコリス・ジョン」、「ファイアーズ」等、格調が高く気品のあるロック・アルバム。
The Jimi Hendrix Experience『バンド・オブ・ジプシーズ』(1973年):ジミ・ヘンドリックス生前に発表された、最後のアルバム。全米5位、全英6位。
Bruce Springsteen『ボーン・トゥ・ラン』(1975年):楽曲・アレンジ・エモーショナルな歌唱力が聴ける、出世作で最高傑作。全米3位。
Hatfield and the North『ザ・ロッターズ・クラブ』(1975年):ポップなメロディと即興風演奏による、カンタベリー系を代表する2ndアルバム。
Eagles『ホテル・カリフォルニア』(1976年):タイトル曲だけではない、正にトータル・アルバム。グラミー賞最優秀レコード賞受賞。全米1位、全英2位。
U.K.『U.K. (憂国の四士)』(1978年):プログレッシブ・ロックで名をはせたメンバーが、圧倒的なテクニックとアンサンブル、楽曲の構築力を聴かせるデビュー・アルバム。
Matching Mole『リトル・レッド・レコード』(1972年):ロバート・フリップがプロデュース、ブライアン・イーノが参加したカンタベリー・ジャズ・ロック・アルバム。
The Beatles『レット・イット・ビー』(1970年):同名映画製作と同時進行した、彼らのラスト・アルバム。全米1位、全英1位。
Kestrel『ケストレル』(1975年):ポップとプログレッシブな感性を、絶妙に融合させたバンド唯一のアルバム。
Brian Eno『テイキング・タイガー・マウンテン』(1974年):抑揚のない脱力ヴォーカルに、ポップで印象的なメロディ。ロキシー・ミュージックの雰囲気が強くでた2ndアルバム。
Art Bears『ウィンター・ソングス』(1979年):個性派ヴォーカリストの
ダグマー・クラウゼのヴォイスに、万華鏡を覗くかのような世界観を持った2ndアルバム.
Neil Young『ハーヴェスト』(1972年):フォークとロックが融合した、メロウで泥臭いカントリー調なアルバム。全米1位、全英1位。
T.Rex『電気の武者』(1971年):マーク・ボランの妖艶なヴォーカルをメインに、新たなグラム・ポップ・サウンドのスタイルを築いた。全英1位。
Syd Barrett『帽子が笑う…不気味に』(1970年):ピンク・フロイドを脱退した、シド・バレットの詩的な世界観が詰まったデビュー・アルバム。
Santana『天の守護神』(1970年):カルロス・サンタナのギターと、ラテン・ロックが心地良い2ndアルバム。全米1位、全英7位。
England『Garden Shed』(1977年):構成力・テクニック・ドラマチックな展開でありながらも、程よいキャッチーなメロディやリフが心地良いシンフォニック・ロック。
I Pooh『プー・ラヴァー』(1976年):美しく哀愁あるメロディと壮麗なコーラス・ワークは残し、ポップなロックへシフトした9thアルバム。
Robert Fripp『エクスポージャー』(1979年):ピーター・ガブリエル「II」、ダリル・ホール「SACRED SONGS」と共に、MOR三部作として制作されたアルバム。
Hawkwind『ホークウィンド』(1970年):雑食系サイケ・ロックの、デビュー・アルバム。後に、レミー・キルミスターが加入。
Steely Dan『彩(エイジャ)』(1977年):ソウルとジャズ等が融合、豪華ゲスト勢が参加した6thアルバム。全米3位、全英5位。
Phil Manzanera『ダイアモンド・ヘッド』(1975年):ロキシー・ミュージックそのままに、超豪華ゲストを迎え、ポップかつプログレッシブなデビュー・アルバム。
Van Halen『炎の導火線』(1978年):トラッドな面とコンテンポラリーな面を融合させ、ロック・ギターの常識を打ち破ったデビュー・アルバム。
Le Orme『コラージュ』(1971年):イタリア叙情を感じさせる、キーボード・トリオとなり制作されたオルガン・ロックの3rdアルバム。
The Jeff Beck Group『ジェフ・ベック・グループ』(1972年):第二期ジェフ・ベック・グループ時代の、通称『オレンジ・アルバム』。
Premiata Forneria Marconi『友よ』(1972年):ワールド・デビュー・アルバム『幻の映像』は、このアルバムをベースにして制作。クラシックやジャズを、ロックと融合させたアルバム。
最後に!
1970年代のロック・アルバムは、独自のサウンドを追求したものが多いね。名盤や、聴いたことがないアルバムもあったかな?
前回のVol.1とセットにすれば、128組のバンド(ミュージシャン)と128枚のアルバムを制覇したことになる。
まだまだ名盤はあるので、気に入ったバンド(ミュージシャン)のアルバムを追求するのもいいね!
今度は、1980年代のアルバムを紹介しよう!
1970年代の、ロック・アルバム(Vol.2)!
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