ネックジョイントに拘れば、あなたのプレイも飛躍的に変わる!

ギター
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ネックジョイントに拘れば、あなたのプレイも飛躍的に変わる!

MICK
ミチヒサ

ギター大好き~ミチヒサだよ!

今日は、ネックジョイントについて。

(このページは “音楽ギター編:Vol.37” になります)

・ネックジョイントが変わると、音はどのくらい変わるの?
・強度や弾き心地についても知りたい!

などなど…。

ギターは表面を気にしても、裏面は気にしないよね。私が楽器店員だった頃も、このギターの裏面いいですね!なんて言う人は、一人もいなかった(笑)。

これは極端な言い方だったけど、ネックジョイントはギターの裏面の話しになる

弾き方は人それぞれだし、手の大きさだって違う。あなたは、今のギターが合っているのか?

ネックジョイントが変わるだけで、弾きやすくなったり、求めているサウンドが出せることだってある。

どれを選べばいいのか分からないって?でも、大丈夫~私は全力で応援するよ!

ここでは、私があなたの友達!

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ネックジョイントは奥が深い!

ギターは、ボディとネックの2つの部品で作られているのは、見れば分かるよね?ボディとネックを繋ぎ合わせてギターは完成するのだが、この繋ぎ方をジョイントと呼ぶ

このジョイント方法が、とても奥深い。同じジョイント方法であっても、機種やメーカーによって、弾き心地は全く違ってくる。

サウンドやメンテナンスにも影響してくるので、ネックジョイントのメリットとデメリットを知っておいて損はないよ!

ネックジョイントの種類!

ネックジョイントは、大きく分けて3種類ある

・セットネック:ボディとネックを、接着剤で固定。

・デタッチャブル(ボルトオン):ボディとネックを、ネジで固定。

・スルーネック:ボディ・エンドまで、ネックが通っている。

あなたの使っているギターは、どのタイプだったかな。そんなに変わるの?と言われるが、指板やフレットと同様に、ネックジョイントはギター・サウンドに大きく影響する。

私は全てのネックジョイントのギターを持っているが、例えば同じストラトキャスター型でも、ネックジョイントが変わるだけで全く変わってくる。

では、それぞれの特徴について話していこう!

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セットネックは、ギターの出発点!

ネックとボディを接着剤で固定する!という、ネックジョイントの原点

ジョイント部分が完全に接着しているので、ヒールの部分の加工もしやすい。ハイポジションも、弾きやすくなる。

しっかり接合されているので、ボディとネックの密着性は高い。ネックへの振動も伝えることができるし、サスティンもしっかりある。あと、センターズレも起きにくい。

デメリットとしては、ネックとボディが固定されているので交換はできない。ギター単価は、デタッチャブルより高くなる。

採用されているメーカーは、ギブソンやポール・リード・スミス等。アコースティック・ギターも、セットネックだね。

ネックとボディが、一定方向にしか抜けないように加工する、蟻溝という方法になっていることもある。

デタッチャブルは、製造効率やコスト削減から生まれた!

ネックポケット(ネックを入れる溝)に、ネックをジョイントしてボルトで固定する方法で、フェンダー社が最初に開発した。

ネックとボディが取り外し可能なことで、製造効率やコストの削減となった

・ボディとネックを別々で製造
・木材の消費を抑えられる
・作業効率の大幅な向上

ネックが破損しても、ボルトを外してネックを新しいものに交換できるのもミソ。ネック交換やカスタマイズがしやすく、リフレット等のリペア代金も安く済ませられる

デメリットとしては、センターズレが起きやすいので、強い衝撃には注意したい。気にするほどではないが、ネックとボディが一体化ではないので、サスティンは若干短くなる。

採用されているメーカーは、フェンダー等。

デタッチャブルをよく見ると、2種類あることは知っていたかな?ジョイント部分に、金属プレートが付いているかどうかだ。

・プレート・ジョイント:プレート有
・オールアクセス・ジョイント:プレート無

ヒール加工がしにくいのはプレートがあったためで、オールアクセス・ジョイントにしてからはハイ・ポジションが弾きやすくなった。

プレートがある方がボディへのダメージは少ないが、丈夫さという点では殆ど変わらない。

厚い・硬い・重いプレートはサスティンが長くなり、薄い・柔らかい・軽量なプレートは倍音が出るので、プレートを変えてみるのもいいだろう。

ボルトに関しては、加工精度が高い方が本数は少なくなる。但し、ボルトの本数が多い方が締めつける力を分散できるので、ボディの密着度が増しサスティンも良くなる。

ボルトの締めつけ次第で、音質は変化する。ネックとボディの密着度で、振動が変わってくるためだ。

強く締めればタイトになり、緩めればルーズな音になる。

スルーネックは、第三のジョイント方法!

ネックとボディを繋ぐジョイント!とは違い、ネックがボディエンドまで伸びていて、サイドに木材を貼り付けてボディを作る特殊な方法。このボディのことを、ウイング材と呼ぶ。

ネックとボディ部分に繋ぎ目がないため、ヒール加工が自由にできる。ハイポジションでのプレイもスムーズになり、サスティーンも上記2種類より長くなり、センターズレも起きない。

デメリットとしては、生産性とメンテナンスに優れないことだ

スルーネックは上記2種類と違い、ネックとボディを別々にすることができない。ネックの長さを、気にしながらの製造となる。

ネック材にプライウッドを使えば、ウィング材同様に接着も必要となってくる。接着が多ければ、手間と時間が掛かる。コストが掛かるため、価格が高くなってしまう

セットネックと同様にネックの取り外しはできないので、リフレット等のリペア代金は高くなる。

因みに、プライウッドとは複数の木材を繋ぎ合わせて強度を上げる木材のこと。スルーネックはネックが反りやすいので、プライウッドを使うことが多い。

高い技術力を必要とするので、スルーネックのギターは質が良い。その分、単価も上がるけどね(苦笑)。

代表ギター!

ネックジョイント別に、ギターを紹介していこう。同じメーカーでも、様々なネックジョイントギターを作っていることがあるので、注意しよう!

セットネック

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デタッチャブル(ボルトオン)

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スルーネック

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最後に!

ネックジョイントも比べてみると、それぞれにメリットとデメリットがある。どれが一番いいのか?は、あなたの求めるプレイやサウンドで決まってくる

デタッチャブル(ボルトオン)は、安価なギターにも使われているから、他の2種類に比べて下に見られている。確かに、価格を抑えることができるからね。

しかし、デタッチャブル(ボルトオン)は、カスタマイズが容易だ!ということも覚えておこう。ネックの角度調整から、プレートやボルト等でサウンドを変えることができる。

セットネックとスルーネックは、そういったカスタマイズはできないので、あなたに合った1本を探すことになる。もちろん、それだけキッチリと作られているけどね。

全く同じギターなら、スルーネックの方が価格は高い。コストが掛かっているから、サウンド=価格とは違う!というのは、分かってもらえただろう。

私が持っているギターで、一番高価なのはオールアクセス・ジョイントだからね。

欲しいサウンドをネックジョイントで決める!というのも、いいんじゃないかな?

ネックジョイントに拘れば、あなたのプレイも飛躍的に変わる!

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