足元に、アンプ・ヘッドがある世界!
ギター大好き~ミチヒサだよ!
今日は、フロアマウント型ギター・アンプ・ヘッドについて。
(このページは “音楽ギター編:Vol.49” になります)
・使い方を知りたい!
などなど…。
高価なエフェクターを使って、素晴らしいサウンドを作ったのはいいが、スタジオのアンプがショボ過ぎて…。こんな経験は、ギタリストあるあるだよね。
アンプ・ヘッドを持ち込めば済む話しだけど、できれば荷物は少なくしたい。そこで活躍するのが、フロアマウント型ギター・アンプ・ヘッド。
どれを選べばいいか、分からないって?でも、大丈夫~私は全力で応援するよ!
ここでは、私があなたの友達!
ギター・アンプ・ヘッド!
ギター・サウンドはキャビネットに左右されるので、セパレート・タイプの方が融通が利く。もちろん、コンボ・タイプもスピーカー交換はできるけどね。
スピーカー・キャビネットに左右されると言っても、やっぱりサウンドの核はギター・アンプ・ヘッド。自分専用の、ギター・アンプ・ヘッドが欲しいよね。
そこで、何を選ぶか?ということになるのだが、選択肢としては以下になる。
チューブ・アンプ
アナログ・アンプ
デジタル・アンプ
それぞれに特徴があるので、どれにするかは貴方次第。違いは、また別の機会にでも紹介しよう。
私は、全てを使いわけている。ライブではチューブ・アンプ、スタジオではデジタル・アンプ、自宅ではアナログ・アンプ。でも、本音は…。
全ての環境を、1台で済ましたい!
そう思う人が、私以外にも多いんじゃないかな?そんな我儘を聞いてくれる、ギター・アンプ・ヘッドがある。今の若者は、羨ましいぜ(笑)。
自宅にスピーカー・キャビネットを用意してサウンド作りをしておけば、スタジオやライブ・ハウスでスピーカー・キャビネットを借りるだけ。
音量差やスピーカー・キャビネットでサウンドが変わるので、現場で微調整をすればいい。自分のギター・アンプ・ヘッドがあれば、ほんとに便利になる。
大型チューブ・アンプ・ヘッドからの脱却!
マーシャルのアンプ・ヘッドに、マーシャルのスピーカー・キャビネット。ロック・ギタリストにとっては憧れでもあり、ロックの象徴とも呼べるアンプ。
全てのアンプの原点はマーシャルから始まり、今では個性を持った様々なアンプがある。そして…。
アンプは、やっぱりチューブに限る!
私を含め、まだまだチューブ信者は多い。チューブ・アンプのサウンドは素晴らしいが、デメリットも幾つかある。
持ち運びが大変
メンテナンスが面倒
定期的なチューブ交換
音量の確保
近年は小型のアンプ・ヘッドもあるが、出力が小さくなる。自宅での使用なら問題はないが、スタジオやライブ・ハウスでは厳しい。
自宅、スタジオ、ライブ・ハウスで使えるアンプ・ヘッドってないのかな?
この悩みを、フロアマウント型アンプが解決してくれた。
フロアマウント型プリ・アンプ!
通常のアンプ・ヘッドには、プリ・アンプとパワー・アンプの両方入っている。私が最初に手にした当時のフロアマウント型は、パワー・アンプ無しのプリ・アンプのみ。
アナログ回路で、真空管が搭載されたものが主流だった。エフェクター・ボードに組み込むことができるので、これは重宝したね。
パワー・アンプが無いので、スタジオやライブ・ハウスにあるアンプのインプットに入力していた。何か、物足りない…。
プリ・アンプのサウンドを最大限に生かすために、アンプに付いているセンド&リターン端子のリターンに挿すと、パワー・アンプに直接入力していることになる。
パワー・アンプがなくても、自分のプリ・アンプを生かすことができた。
フロアマウント型なので、別にスイッチャーを用意しなくても、足元でサウンドの切り替えができる。
自宅では、アンプのインプットに入力すれば使えるので問題はなかった。
フル・チューブ・アンプ派の悩み!
アンプのリターン端子に繋ぐことにより、プリ・アンプのサウンドを生かすことができたが、常設のパワー・アンプがへたっているとね…。
アンプのサウンドは、プリ・アンプで歪み音を作り、パワー・アンプで音を増幅するという考え方で間違いはない。
実際は、パワー・アンプが作りだす歪みというものに、フル・チューブ・アンプの魅力がある。これが、本来の歪みサウンドだったからね。
プリ・アンプで完璧なサウンドを作っても、パワー・アンプの相性とか、どうしても気にしてしまう。これは、私だけかもしれないが…。
結果、パワー・アンプも搭載されたフロアマウント型ギター・アンプ・ヘッドに、移行することになった。
フロアマウント型アンプ・ヘッド!
フロアマウント型アンプ・ヘッドを探し始めて、色々と問題が出てきたので、解決していった流れを紹介しよう。
パワー・アンプ搭載となると数が限られる
数が少なくても、自分の気に入ったサウンドが出せれば問題はない。時間は掛かるが、インターネットだけではなく、実際に楽器店で試し弾きをすれば解決。
長いスピーカー・ケーブルが必要になる
シールド・ケーブルと同じで、良質なシールドを使えば、長さによる劣化は殆どない。長さを何メートルにするのか?が、悩みどころだけどね。
足元のスペースを取ってしまう
フロアマウント型アンプ・ヘッドの大きさは様々で、エフェクター・ボードに組み込めるものもある。オール・イン・ワンなら、今より足元はスッキリする。
キャビネットの上が寂しい
足元にアンプ・ヘッドがあるから仕方ないが、常設のアンプ・ヘッドは、そのままにしておけば寂しくはない(笑)。小型のアンプ・ヘッドが乗っている方が、寂しい…。
問題点ばかり挙げたが、フロアマウント型アンプ・ヘッドにも、もちろん利点もある。
センド&リターンのシールド・ケーブルが短くて済む
足元のエフェクターから、キャビネット上のアンプ・ヘッドのセンド&リターンに接続するには、長いシールドが2本必要になる。足元にあれば、パッチ・ケーブルで十分だ。
キャビネットを好きなところに設置できる
アンプ・ヘッドには電源供給が必要だが、フロアマウント型アンプ・ヘッドにすれば、キャビネット側には電源は不要となる。好きな場所に、設置することができる。
サウンド・メイクが手軽にできる
当然ながら、通常はキャビネットの上にアンプ・ヘッドが乗っているので、アンプの近くでサウンド・メイクをする。イメージしたサウンドと違えば、戻って調整する。
足元にアンプがあれば、離れたところでサウンド・メイクをするので、簡単に調整することができる。
自宅でサウンド・メイクができる
スピーカー・キャビネットでサウンドは変わってしまうが、自宅にも小型のキャビネットを用意しておけば、気軽にサウンド・メイクすることができる。
いつでも自分のサウンドを出せる
常設のアンプ・ヘッドは当たり外れがあるので、常に同じサウンドを出すことは難しい。マイ・アンプ・ヘッドなら、スタジオやライブ・ハウスで自分のサウンドを出すことができる。
軽くて小さい
実は、ここが一番のポイントだったりする。気軽に持ち運びできるというのは、メリットしかないからね。100Wのフロアマウント型アンプ・ヘッドもあるので、場所を問わずに使える。
おすすめのフロアマウント型アンプ・ヘッド!
パワー・アンプ搭載・非搭載と、種類は豊富なので貴方の好みにあったものが見つかるはず。
FRIEDMAN(フリードマン):IR‐X
2チャンネル・チューブ・プリアンプ。
Victory Amps(ビクトリー・アンプス):V4 The Jack Preamp
2チャンネル・チューブ・プリアンプ。
Hughes & Kettner(ヒュース&ケトナー):Black Spirit 200 Floor
3チャンネル・アンプ。
Hughes & Kettner(ヒュース&ケトナー):AmpMan CLASSIC HUX‐AM/CL
2チャンネル・アンプ。他に、AmpMan MODERNがある。
BLACKSTAR(ブラックスター):DEPT.10 AMPED 3
3チャンネル・アンプ。
Laney(レイニー):IRF-LOUDPEDAL
2チャンネル・アンプ。
MOOER(ムーア):Micro PreAmp 005
プリ・アンプ。他に、アンプ別に10種類を超えるタイプがある。
DIEZEL(ディーゼル):VH4-2 Pedal
2チャンネル・プリアンプ。他に、VH4 Pedal、Zerrerがある。
VOX(ヴォックス):VALVENERGY SILK DRIVE
プリ・アンプ。他に、アンプ別に数種類のタイプがある。
ALBIT(アルビット):A3GP MARK Ⅱ PLUS
2チャンネル・チューブ・プリアンプ。
AMT ELECTRONIC(エーエムティ・エレクトロニクス):S-2
プリ・アンプ。他に、アンプ別に数種類のタイプがある。
Gurus(グル):1959 DOUBLEDECKER
2チャンネル・チューブ・プリアンプ。
TC ELECTRONIC(ティーシー・エレクトロニック):DUAL WRECK OREAMP
2チャンネル・プリ・アンプ。他に、アンプ別に数種類のタイプがある。
他にもあるけど、これくらいで留めておくかな(笑)。
最後に!
フロアマウント型アンプにも、幾つかの種類があることは分かってもらえたかな?
ガッツリとアンプとして使うのか、エフェクター感覚として使うのか。これは、ギタリストによって変わってくるだろう。
これには、正解も不正解もない。好きなサウンドが得られれば、好きなフロアマウント型アンプを使えばいい。選び方は…。
使い勝手を考慮して、あとはディストーション・サウンドで選ぶ!
私が最終的に決めたのは、自宅・スタジオ・ライブ・レコーディングで使えること。サウンド・メイキングを、殆ど変えずに済むことの二点だった。
フロアマウント型アンプ・ヘッドを使う時は、先にも言ったけどスピーカー・ケーブルを忘れずに。
自宅用は短めでもいいけど、スタジオやライブでは長めのスピーカー・ケーブルを用意しておこう。
いずれ、私のサウンド・セッティングも紹介しよう!
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